Krist, Johan, Christof - Therion : Therion インタビュ-
6/11(土)私がMichaelのTherionとのインタビューを手伝うだめに、彼と会ったときは、既に夕方になりかけ、スウェーデンロックフェスティバルは、その終わりへと向かっていた。 我々は、Christofer Johnssonと一緒にKristian、JohanのNiemann兄弟に会った。そしてChristoferは何か言うことが沢山ある人物であることが判った。 Therion は長いこと活動をしており、その間に大きく進歩したバンドである。 これは、我々が舞台裏のバーの隣に座ったときに、メンバーが言わなければならなかったことの重要な部分である。 - Thomas
スウェーデンロックフェスティバル
Michael (以下M):ショーはどうでしたか?どんな予想をしていましたか?
Christfer (以下C):俺たちは、皆はまだ寝ているか二日酔いなんじゃないかと思ってたよ。 演奏開始時間が早かったからね。だから多くの観客が来るとは思っていなかったんだ。
通常彼らは夕方遅くから演奏を始めるので、あまり早い時間から演奏するのになれておらず、スロースタートであったことを話つづけた。Therionは、フェスティバルの最終日正午から演奏を始めた。私は自身からの経験で特定の時間には疲れた人々が多くいることは判っていた。
Kristian (以下K):のんびりと始めたけど、後半からはギアが入ったね。面白かったよ。
そして彼らはバンドのパフォーマンスについて延々と話つづけた。ChristoferとKrisitanはCult Of Shadowでのボーカルの創造的な解釈、または「間違えた」ことについて冗談をいいあった。
C: これこそロックンロールだ。
K: こういことは起こりえるものなんだよ。
天候に恵まれたことも、彼らが上機嫌な理由の一つである。フェスティバルでは全てがとても良く運び、彼らは自身のパフォーマンスとオーディエンスからの賞賛に非常に満足していた。
ツアーについて
バンドは2004年の秋から冬にかけて、2枚のアルバムLemuriaとSiriusBのツアーを行った。現在は北米と南米(または中米?)でのツアーが始まる前にいくらかヨーロッパ公演を残しているのみである。彼らは、実際にどこで公演を行うのか面白い論議を始めた。
K:俺たちはUSAと南米とカナダをツアーするんだ。
C:南米はないだろ。
K:いや、2公演あるだろう?南米かラテンアメリカかエルサルバドル。
C:地理的には北米じゃないか。
Johan(以下J):中米でしょ。
C:そうそう、中米!でも中米は北米の一部だろ?パナマが境界で。。
K:とにかく、これらの国々を9月と10月、あとトルコで3日間予定してるいるんだ。
11月には、彼らはオーストリアで、小児がん基金支援のオーケストラとのコンサートの準備を進めている。もし実現すれば、彼らはオーケストラとオペラスター歌手と共演し、コンサートはTherionのナンバーとプッチーニやモーツアルトなどのレパートリーからなるであろう。 Therionはこのイベントにノーギャラで参加し、その場合イベントは彼らがこの機会を逃す手はないと言うように、レコーディングされることになる。
アルバム製作
私は最新アルバムで、オーケストラやクワイアを起用し多額のコストがかからなかったのか、その予算を得るにレコード会社と問題はなかったのか尋ねた。
C:俺たちはそれが回るように、かなりの数のアルバムを売るからね。俺たちはアルバム製作に50万必要だったけど、今は100万必要だ。それは多額の金額だけど、それを取り戻すだけ十分にアルバムを売ってるよ。
彼らは、レコード会社ととても良好な関係を保っており、創作に関する自由も持っているようだ。彼らは会社から金をもらい、アルバムを製作する。そして、完成したらマスターテープを届ける。
C:彼らはアルバムを売る。俺たちはアルバムを作る。そして俺は彼らのマーケティングには口をださない。こういうことは彼らの方が良く知ってるからね。俺たちはお互いの分野での責任を分け、それがうまくいってるんだ。
Therionは新しいアルバムを製作時に、彼らが最高の成果を収めるために背水の陣を取ったバンドである。彼らはアルバム製作の一環として、制作費を使ってレコーディング用のスタジオを作ってしまったのだ。もしスタジオ作りが失敗していたら、彼はどうなっていただろう?アルバムも金も残らない。彼らはプレッシャーは彼らをベストな地点に持っていくのに必要なものだという。また彼らは同じクワイアやオーケストラを使わないなどして、常に新しい試みをしている。そうすることで緊張感を保つのだ。
伝説・宗教・歌詞
M:歌詞の多くは神話とか伝説についてですが、こういう情報は何処から集めているのですか?
C:詞を書いているのは俺の親友のThomas Karlssonなんだ。彼は宗教と歴史の博士号の勉強をしていて、彼のライブラリーには3000冊以上の蔵書があるんだ。彼はそこから多くの情報を得ていると思うよ。
バンドは曲とメロディーラインを書き、それから曲を完成されるためと、正しいニュアンスを与えるために、発音をつけ、ダダイズムのような全く意味のない歌詞を当てはめるのだ。これは何か素晴らしい作業だと彼らはいう。彼らが曲を書き、Thomasが詩をつける。時々はChristoferが歌詞についてのアイディアをインプットする。また反対にThomas.Karlssonが歌詞についてのアイディアを持ってきて、クリストフェルがこれを基に曲を書く。 そして時々彼らは何を歌詞に書くべきかアイディアを引き出しあう。
次のアルバムは?
Thomas(以下T):次のアルバムについて考え始めましたか?今まで以上に壮大なものになりそう?
K.壮大なものを作るのは難しいけど、この前のアルバムはそうなっちゃたからね。
C:より壮大なものを作ろうとしても、サウンドを良くするのは難しいんだ。より多くのオーケストラは音をうるさくさせるだけだよ。
Therionは少なくとも、もう2枚のアルバムの具体的な計画がある。彼らが Lemuria/Sirius B をレコーディングしたとき、曲の数はアルバム3枚分であったし、その後も彼らは何曲かの新曲も書いている。 我々は、なんとか次のアルバムが我々の期待に応えるもので、どんなサウンドか聞き出そうと試みたが、彼らはきちんとなるまでは何の詳細も教えないそうだ。レコード会社でさえアルバムが完成し、マスターテープが渡されるまで知らないそうだ。ただ一つ我々が知りえたのは、次はもっとプログレッシブなものになるということだ。勿論、全ての詳細がまだ決まったわけではない。新しいドラマーPetter Karlsson とボーカルのMats Leven も何か考えがあるかもしれない。とにかく、全てが完了するまでは、彼らが今後どうなるかは知ることはできないようだ。
Therion というバンド
M:バンドは今4人なのかですか?それとも?
C:Therionを完全に理解するには Therion をバンドというよりも一部のパーマネントメンバーのいる、おかしな音楽集団とみなすべきではないな。俺たちは4人だ。多くのインタビューで答えているけど、Iron Maiden のボーカルは誰だい?Bruce Dickinson だろ。じゃ、Theion は?みんな沈黙するだろう。
彼は Therion がロックバンドにいるのが自然な典型的なフロントマンを持たないことを説明した。それが本当に良いボーカリストなら、誰が歌おうと関係ないらしい。彼らには「誰がアルバムで歌ったとしても、それが必ずしもライブでも同じでなくてはいけない」という要求がファンからないそうだ。
K:仕事ができるやつはそうなるけどね。
そして、彼らはオペラの世界も平行して作るのだ:オペラは特定の歌手の為に書かれたものではない。Therion の中核となる音楽やサウンドの創造的部分が損なわれない限りは、外郭部分は取り替えることが可能だと彼らは言う。しかし、もし彼らが中核部分を変えるとするなら、それは完全に違ったものになり、Therion とは言えなくなるだろう。Mats Leven は現在の Therion のボーカルである。そして彼はアルバムとステージの両方に登場した初のボーカリストでもある。バンドは彼を偉大なステージパフォーマーとして考えているのだ。
K:誰かを迎えいれて、すぐに成功っていう訳にはいかないからね。
M:私自身、観客の一人としてみる限りでは、Matsは何かを付け加えているように思いますが。
C:彼は全く違った次元をバンドにもたらしているんだ。
Mats は将来的にはバンドの正式メンバーに考えられている人物でもある。彼がバンドに貢献できて、それを楽しいと思えればの話だが。楽しむことは Therion にとって必要なものの一つである。18年たっても、彼らは楽しむことが好きで、新しいことに挑戦し、今のところは退屈でもなく、一度もルーチン作業に陥ったと感じたこどがないそうだ。Christofer は彼らがいまだに新しいアイディアを持っており、それはリスナーを驚かせるものだという。そしてそれは Therion にとって重要なことで、彼らが開拓者の精神を持っていることの証明でもある。
C:先が見えるようになって「なんだ、また次のアルバムか」なんて思うようになったら、Therionを終わりにする時だよ。
まだ進化するバンド
M:何かファンに一言。
C:皆がアルバムを買ってくれて、何年も俺たちを見にきているって言ってくれることは素晴らしいことだよ。
K:応援してくれてありがとう。
C:12枚目のアルバムをだし、まだ俺たちのキャリアの頂点にいられる。これは贅沢なことなんだ。多くのアルバムを出したあとでも未だ、バンドが面白いということはとてもユニークなことだと思うよ。
彼らは AC/DC や Saxon を持ち出し、彼らが15年前に何をしいていたか話し始めた。彼らのセットリストは常に一緒で、誰も彼らの新しいアルバムなぞ気にかけない。しかしそういった状況は Therion とは反対のもだ。Therion に関しては、オーディエンスは新しい曲と彼らがニューアルバムで行ったバンドの進展にたいして絶叫しているようだ。
C:皆から新しい曲をやってくれと言われることは名誉なことだよ。
Therion 以外での生活は?
では Therion 以外のこと、個人的なことを聞いてもいいですか?バンドの他では何をしているのでしょうか?
C:郊外で読書をしたり、クラシック音楽を聴いたりしているよ。
彼はパブに行くよりも家にいて、本を読んだり、音楽を聴いたりする方が好きな人物らしい。かといって孤独というわけではなく、パブに行くよりも家で友人と過ごすことの方を好むらしい。
C:単なるラウドミュージックと金がかかるだけだろう。 飲みに行って帰ってくるとタバコ臭いし。それに酒に払った分だけタクシー代もかかるじゃないか。俺はアルコールはツアー中に十分取っているよ。そんなに多くは飲まないよ。楽しむ程度だ。
読書については、小説よりも歴史や文学などの参考書を好むらしい。クラシック音楽ではワーグナーが一番好きな音楽だそうだ。
K:ほとんど音楽に費やしているよ。それだけだ。あとはストックホルムの Musikens Hus で子供たちにギターを教えているよ。
Kristian は音楽を聴き、新しい影響を受けるのが好きだと話した。今は何がお気に入りなのか聞いてみると、ほとんど全部と答えた。しかしMTVでかかっているようなものではない。彼は新しい感覚を手に入れる為に今まで聴いたことのないような新しいバンドや昔のバンドを見つける努力をしているそうだ。そして、彼はChristoferとPetterがツアーバスに持ち込んだ70年代のフランスのプログレバンドの話を始めた。それは Magma のことじゃないだろうか。そしてとんでもないことに、彼らは適当な言葉で歌いはじめたのであった。Kristian はギターの練習にも多くの時間を割いている。Christofer によれば、彼は以前、一日8時間くらいは練習していたらしい。しかし、練習は Krisitan を自身の限界に持っていく為ではなく、ただ演奏するのが好きで,それが楽しかっただけなのだ。
J:ここと変わらないよ。音楽が全てだね。
彼らは今年の暮れに発売になるであろうDVDについても話してくれた。Therionはツアーの中の初めの2回を撮影し、これらのうち、メキシコで撮影されたものが他のものと一緒にDVDの一部に使われるという。これは3枚組みのリリースになり、ビデオ、オーディオそして他のバンドなら除外しそうなプライベートなものも、ひょっとしたら入るかもしれない。それに加えて、ツアー中に彼らが撮影したアマチュアのホームメイドドキュメンタリーも含まれるようだ。またブートレグのコレクションやファンによって撮影されたコンサートの模様がTherionの回顧録と何年にもかけての進化として収録される。全ての詳細はまだ決まっていないが、それがリリースされるときに、何か目をひくものであることは間違いないはずだ。
fromMetalCovenant
